2026年10月21日
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年金の現況届はもう終わった?10月に届く「ハガキ」の意味と、来年から毎年届くようになる現況届
10月になると、市区町村から「年金生活者支援給付金 現況届」というはがきが届きます。受け取って「年金の現況届がまだ残っていたのかしら」と不安になった方も多いのではないでしょうか。実はこれ、日本年金機構の「年金現況届」とはまったく別の書類です。名前が似ているために混同されやすいのですが、出さないと損をする可能性がある大事な書類です。この記事では、2つの書類の違いと、今年・来年の手続きの流れを整理します。
・日本年金機構の「年金現況届」は、令和6年(2024年)から原則として提出が不要になりました(対象者は一部だけに届きます)。
・10月に届くはがきは、市区町村が送る「年金生活者支援給付金」の現況届です。こちらは出す必要があります。
・令和9年(2027年)10月からは、この給付金の現況届が毎年10月に届く決まりに変わります。
なぜ「年金の現況届」は届かなくなったのか
以前は、年金を受け取っている全員に毎年「現況届」が届き、市区町村の窓口に出しに行く必要がありました。ところが令和6年(2024年)4月から制度が見直され、マイナンバーなどで生きていることが確認できる人は、原則として提出が不要になりました。
いま現況届が届くのは、次のような「本人の状況を役所が確認できない方」だけです。
- 海外に住んでいる方
- 日本国内に住民票がない方
- マイナンバーと年金の情報が結びついていない方
- 施設に入所中で、住民票の扱いが複雑な方
つまり、普通に自宅で暮らしている方には、年金機構から現況届は届きません。「今年は届かなかったけれど大丈夫?」と心配する必要はありません。心配なときは、ねんきんダイヤル(0-570-05-1165)か、お近くの年金事務所に電話で確認すれば確実です。
では10月に届くはがきは何か|「年金生活者支援給付金」の現況届
こちらは市区町村(役所)が送ってくる書類です。年金生活者支援給付金とは、年金収入が少ない方に、年金に上乗せして毎月お金が支給される制度です。対象になるのは次のすべてに当てはまる方です。
- 65歳以上で、老齢基礎年金を受け取っている
- 同じ世帯の全員が住民税非課税である
- 前年の課税所得が88万円以下(おおよその目安)
・老齢基礎年金の人の場合:月額およそ5,500円(年額で約6万6,000円)
・障害基礎年金・遺族基礎年金の人の場合:月額およそ5,600〜6,900円
※金額は年度によって見直されます。正確な額は日本年金機構の公式サイトでご確認ください。
この給付金は毎年、収入や家族の状況を確認して支給を続けるかどうかを決めるため、現況届が必要になります。届いたはがきを出さないと、その年から給付が止まってしまうことがあります。金額は大きくありませんが、年間6万円あれば毎月のお米代やクリーニング代になります。もったいないので、届いたら必ず出しましょう。
令和9年10月から変わること|毎年10月に届くようになる
これまで、この給付金の現況届は8月1日〜9月30日に出す決まりでした。それが令和9年(2027年)10月から、毎年10月に届いて、その年の11月30日までに出すという形に変わります。
これは、同じ時期に市区町村が行う「住民税の情報」の更新に合わせるためだと説明されています。窓口や郵便局が混み合う夏場の手続きが、少し落ち着いた秋に移るイメージです。
なお、今年(令和8年)の分はこれまでどおりの時期の手続きになりますので、今年届いたはがきは、はがきに書かれた期限までに出すようにしてください。来年からは10月に届いたら11月末まで、と覚えておくと分かりやすいでしょう。
はがきが届いたときの手順
- 中身を確認する:氏名・生年月日・住所に間違いがないか見ます。引っ越した直後などで違っていたら、まず市区町村の窓口に連絡します。
- 所得の欄を確認する:前年の所得が印字されています。間違いがなければ、そのまま進めて大丈夫です。
- 署名する:本人が名前を書きます。押印が必要かどうかははがきの案内に従ってください(押印不要の自治体が増えています)。
- 出す:郵送か市区町村の窓口へ。マイナポータルから電子申請できる自治体もあります。
- 控えを残す:コピーを1枚とって、日付を書いて保管しておくと安心です。
「現況届の書き方を教えます」と言って現金を要求する電話や訪問が報告されています。市区町村や年金事務所が、現況届の提出を電話で催促してお金を求めることはありません。少しでも不審に感じたら、はがきに書かれている自治体の電話番号にご自分でかけ直して確認してください。
まとめ
- 年金機構の「年金現況届」は、令和6年から原則不要。届かなければ問題ありません。
- 10月に届く「年金生活者支援給付金 現況届」は市区町村の書類で、出す必要あり。
- 令和9年10月からは、給付金の現況届が毎年10月に届く形に変わります。
- 出し忘れると給付が止まることがあるので、届いたら早めに提出しましょう。
制度の細かい条件や期限は年度によって変わります。実際の手続きの前には、お住まいの市区町村の窓口か、日本年金機構の公式案内で最新の情報をご確認ください。
※この記事は日本年金機構・厚生労働省が公表している内容をもとに作成しています。年金や給付金の個別の判断は、年金事務所または市区町村の窓口、社会保険労務士などの専門家にご相談ください。
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