老老介護とは?高齢者が高齢者を介護する現実と、負担を減らすためのポイント
2026年9月16日 | カテゴリ:介護
この記事でわかること
・老老介護(ろうろうかいご)とはどういう状態か
・実際にどれくらいの割合で起こっているのか
・介護する側の高齢者が疲れにくいための工夫
・利用したい制度と、相談できる窓口
老老介護(ろうろうかいご)とは?
老老介護とは、65歳以上の高齢者が、同じく高齢のご家族を介護することをいいます。たとえば70歳の方が85歳の親を介護する、75歳の方どうしの夫婦で妻が夫を介護する、といったケースです。
高齢化が進むにつれて、この老老介護は決して珍しいものではなくなっています。近年の調査では、在宅で介護を受けている方の約6割は、介護している人も65歳以上だと言われています。「家で介護しているけど、自分も歳をとって体がつらい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
介護する側の負担が重くなる理由
老老介護の一番の心配は、「介護する人」自身の健康です。抱き上げやお風呂の介助など、体に負担のかかる動作が続くと、介護する側も腰痛やケガのリスクが高まります。
また、お互いの歳が近いため、介護する側も病気や認知症になりやすいという現実があります。もし介護する人が倒れてしまうと、家の中が一気に回らなくなることもあります。
老老介護で気をつけたい「共倒れ(ともだおれ)」
「介護する人」も「介護される人」も高齢のため、両方が健康を崩してしまうことを「共倒れ」と呼びます。これを防ぐためには、ひとりで抱え込まないことが何より大切です。
負担を減らすためにできること
1. 無理せず「介護保険サービス」を使う
介護保険は65歳以上の方が、原則1割の自己負担で利用できる制度です。たとえば訪問介護(ホームヘルプ)で食事や掃除を手伝ってもらったり、通所介護(デイサービス)で日中を預けてもらったりすると、介護する側の負担がぐっと減ります。
2. まずは「地域包括支援センター」に相談
お住まいの市区町村にある地域包括支援センターは、高齢者の総合相談窓口です。介護のことで困ったら、まずここに電話してみましょう。専門のスタッフが、利用できるサービスや手続きを一緒に考えてくれます。
3. 家族や周りの人に遠慮なく頼る
「自分がやらなければ」と思い込まず、子どもや親戚、近所の方にSOSを出せるようにしておくことも大切です。一人で抱え込むのが、実は一番危険だということを忘れないでください。
まとめ
老老介護は、介護する側もされる側も高齢という、とても負担の大きい状況です。大切なのは、「無理をしない」「周りの制度や人に頼る」ことです。
介護保険サービスを上手に使い、体がつらい時はためらわずに地域包括支援センターへ相談してください。あなた自身の健康を守ることが、家族を守ることにもつながります。
【ご注意】
この記事は一般的な情報をまとめたものです。介護保険の利用や手続き、ご自身の健康状態については、お住まいの役所や地域包括支援センター、かかりつけの医師などの専門家にご確認ください。