高齢者の目の健康|白内障・緑内障・老眼の違いと対策をわかりやすく解説

2026年8月24日 | カテゴリ: 健康

「最近、新聞の字が読みづらくなった」「夜の運転が怖い」「目がかすむ気がする」——年を重ねると、目のトラブルを感じる方が増えてきます。目の不調は、放っておくと生活の質を大きく下げてしまうこともあります。

この記事では、高齢者に多い白内障(はくないしょう)緑内障(りょくないしょう)老眼(ろうがん)の違いと症状、目の健康を守る生活習慣、眼科を受診すべきサインまで、専門用語をわかりやすく解説しながらお伝えします。

高齢者に多い目のトラブル3つ

目の病気にはさまざまな種類がありますが、高齢者に特に多いのが次の3つです。それぞれ原因と症状が異なります。

病気原因主な症状
老眼水晶体の弾力が落ちる近くのものが見えにくい
白内障水晶体が白く濁る目がかすむ・まぶしい
緑内障視神経が傷つく視野が狭くなる(自覚しにくい)

老眼(ろうがん)とは

老眼は、目のレンズの役割をする水晶体(すいしょうたい)の弾力が年齢とともに落ちて、近くのものにピントが合わせづらくなる状態です。40代後半から始まり、誰にでも起こる自然な変化です。

症状としては、手元の文字が読みづらい・細かい作業がしにくいといったことが挙げられます。老眼は病気ではなく、老眼鏡(めがね)で矯正するのが一般的です。進行を止めることはできませんが、適切な度数に合わせることで快適に過ごせます。

白内障(はくないしょう)とは

白内障は、目の水晶体が白く濁って、光が通りにくくなる病気です。加齢が主な原因で、高齢になるほど発症する方が増えます

主な症状は次のとおりです。

白内障は、進行すると手術で治療するのが一般的です。濁った水晶体を取り除き、人工のレンズを入れる手術で、視力の回復が期待できます。手術は日帰りで行われることも多く、安全性が高い治療として広く行われています。

緑内障(りょくないしょう)とは

緑内障は、目から脳へ情報を伝える視神経(ししんけい)が傷つき、視野(見える範囲)が少しずつ狭くなる病気です。初期はほとんど自覚症状がなく、気づいたときにはかなり進行していることも多いのが特徴です。

緑内障は、日本人の失明原因の第1位といわれています。一度傷ついた視神経は元に戻らないため、早期発見・早期治療がとても大切です。治療は点眼薬などで眼圧(目の圧力)を下げ、進行を抑えることが中心になります。

⚠ 特に注意したいこと
緑内障は自覚症状がほとんどないまま進行します。40歳を過ぎたら、症状がなくても定期的に眼科で検査を受けることをおすすめします。視野の異常や目の痛み、急な視力低下を感じたら、早めに眼科を受診しましょう。

目の健康を守る生活習慣

目のトラブルを予防・進行を抑えるために、日頃からできることがあります。

眼科を受診すべきサイン

次のような症状がある場合は、早めに眼科を受診しましょう。

「まだ大丈夫だろう」と我慢せず、気になる症状があれば早めに専門医に相談することが大切です。

まとめ

高齢者に多い目のトラブルには、老眼・白内障・緑内障があります。老眼は誰にでも起こる自然な変化ですが、白内障や緑内障は早期発見・早期治療が重要です。

特に緑内障は自覚症状が少なく、気づいたときには進行していることもあります。症状がなくても、40歳を過ぎたら定期的に眼科で検査を受けることをおすすめします。目の健康を守ることは、長く快適に暮らすための大切な一歩です。

専門家への相談について
目の症状や治療について詳しく知りたい場合は、必ず眼科医などの専門家にご相談ください。この記事の内容は一般的な情報であり、診断や治療を目的としたものではありません。気になる症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

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